ちょっとイイ暮らし研究室

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レパートリーが限界だった私が、“香り調味料”で変われた理由

レパートリ「またこれ?」──いつもの夕食に、ふと返された子どものひと言が、胸に刺さることはありませんか。レパートリーは限界、買い物も調理もルーティン化し、気づけば“作業”になっている料理の時間。そんな日常に違和感を覚え始めた主婦が、“香り”との出会いをきっかけに、料理の喜びを取り戻したお話です。食卓を整えることは、心と暮らしに〈ゆとり〉を取り戻すこと──その小さな変化が、更年期の疲れや生活改善のヒントになるかもしれません。

毎日の夕食づくりがマンネリ化していた私の気づき

「またこれ?」
夕食の食卓で、次男くんがそうつぶやいた日。Wさんは、心の中でズキッと何かが刺さる音がしたそうです。彼なりに悪気のない言い方だったことは分かっていました。でも、そのひと言が、自分の中でうっすらと感じていた疲れや違和感を、一気にあぶり出した気がした──と、Wさんは話してくれました。

思えばここ最近、毎日の献立が似たようなものばかり。煮物、焼き魚、カレー、野菜炒め。栄養のバランスは悪くない。でも「気持ちが乗ってない料理」というのは、どこかで伝わってしまうものなのかもしれません。

「料理って、楽しんで作るものだったはずなんです。でもいつの間にか、“終わらせるための仕事”になっていたんですよね」
Wさんはそう振り返ります。

子どもたちの部活や塾のスケジュールに合わせて夕食を用意し、単身赴任中のご主人が帰ってくる金曜の夜には“少し豪華め”なメニューをなんとかひねり出す。そんな日々を繰り返す中で、いつしか「自分のために料理を楽しむ」感覚は遠のいていたようです。

「どうしても“やらなきゃ”の毎日で。気がついたら、味付けも手順も全部ルーティンになってたんですよ」
そう語るWさんの表情には、自分を責めるような影が少しだけ浮かんでいました。

夕食ネタ切れの日々に差し込んだ“香り”の出会い

「たまたま、友達に誘われたんです。地元の商店街でやってる“季節のスパイス料理体験”ってイベントに」

予定していた友人は急用で来られず、結局ひとりで参加することに。でも、その気まずさを吹き飛ばすほど、会場に漂っていた“いい匂い”がWさんの心をつかんだそうです。

体験コーナーで振る舞われたのは、「鶏もも肉のグリル レモングラス&ジンジャーソース」。焼き目のパリッとした音、漂うハーブの香り、酸味と塩味の絶妙なバランス──そのすべてが、Wさんの五感を呼び覚ましてくれたと言います。

「一口目で、涙が出そうになったんです。なんていうか、頭じゃなくて、体が“これ好き”って反応する感じで」

その味の決め手が、会場で販売されていた“香りのオイル”だと知ったとき、Wさんは思わず「それ、どこで買えますか?」と尋ねてしまったそうです。

この小さなイベントが、彼女の「食べる楽しみ」を思い出すきっかけになりました。

「味覚って、年齢とともに鈍るって聞いてたけど、本当だったんですね。でも、香りはダイレクトに心を動かす。更年期障害の入り口にいる今の私には、まさに必要な刺激だったのかもしれません」

心理的にも、嗅覚は記憶と感情に強く結びついているとされます。生活改善の第一歩は、理屈ではなく“感じる力”の回復からなのかもしれません。

食事の気分を変えた香り調味料との出会い

Wさんがその場で購入したのは、「flusso(フルッソ) レモングラス&ジンジャーオイル」という調味料。天然ハーブとスパイスで丁寧に作られた、香りを楽しむためのオイルでした。

「届いたその日に、早速グリルチキンを焼いてみたんです。普段はフライパン一択なんですけど、その日は久しぶりにオーブンを使って」

焼きあがる少し前に、仕上げとしてオイルをひとまわし。すると、部屋中に爽やかでほんのり甘い香りが立ち込めたそうです。

「次男が“なんか今日のごはん、いい匂い!”ってキッチンまで飛び込んできて。…久しぶりに嬉しかったですね」

それからというもの、このオイルはWさんの食卓にたびたび登場するようになりました。
・冷やしうどんにひとたらし
・スープの仕上げに加えるだけ
・焼いた魚にかけて、香りのアクセントに

「手を抜いてるのに、手抜きに見えない。それがすごいって思いました」
食べる側の反応が変わることで、作る側の気持ちも変わる。
そんな実感が、Wさんの料理への向き合い方をゆっくりと、でも確かに変えていったようです。
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かけるだけで、料理の気分が変わる“香りの魔法”

いつものおかずが“カフェ風”に見えるから不思議

焼くだけなのに、“手間をかけた感”がちゃんと出る

食卓から生活改善へ──“余白”がくれたゆとり

「前は“バランスよく3品出さなきゃ”って、勝手に自分を追い込んでたんですよね」
でも今は、主菜ひとつを丁寧に仕上げて、副菜は市販の惣菜や常備菜で軽く整える──そんな“余白”のある構成を意識しているそうです。

「子どもが大きくなると、食べる量よりも“会話が弾む料理”の方が大事になってくるんですよね」

頑張るのをやめたことで、気づいたことがある。
それは「料理って、体のためだけじゃなく、心の調子も整えてくれる」ということ。

そしてなにより、「今夜は何作ろうかな」と思えるようになった自分に、少しだけ誇らしさを感じている──と、Wさんは笑顔を見せてくれました。

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豆知識:料理のマンネリ化を防ぐためのヒント5選

香りで“脳”を刺激する

レモングラスローズマリーなどのハーブ、スパイスオイルなどは、香りによる刺激で脳のリフレッシュ効果を高めてくれます。料理に飽きたときは、まず香りを変えてみましょう。

「やらなきゃ」を減らす献立構成

毎日頑張らなくても、主菜+スープだけでもOK。冷凍食品や常備菜をうまく使って、無理のないリズムで食卓を整えることが生活改善につながります。

見た目を変えると気分も変わる

盛り付ける器を変えるだけで、いつもの料理が新鮮に見えることも。特に白・黒・木目調の皿は万能で、料理の印象を引き締めてくれます。

“自分の好き”を優先する日をつくる

週に1回だけ、「自分が食べたいものを自分のために作る日」を設定すると、料理が義務ではなく喜びに変わります。簡単なものでOK。

レパートリーよりも“感覚”を大切に

新しいレシピを覚えるより、「これを加えたらおいしそう」と思える直感を育てることが大切。香りや色、食感に意識を向けることで、料理がもっと楽しくなります。


ーが限界だった私が、“香り調味料”で変われた理由