ちょっとイイ暮らし研究室

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「それでも、ちゃんと疲れていいんですよ」──働き盛りのエンジニアが“ひと言”に救われた日

出張や業務に追われる日々、疲れているのに「まだ頑張らなきゃ」と自分を追い込んでいませんか?“ちゃんと疲れていい”というひと言が、働き盛りの心をふっと軽くしてくれることがあります。そんな言葉との出会いから始まった、小さな変化の物語。

肩の力が抜けないまま、生きてきた

Yさんの話を聞いたのは、出張帰りの夜でした。
新幹線の車内でSlackの通知を返しながら、ふと「このままじゃ、もたないかもしれないな」と思ったのだそうです。
身体に不調があるわけではない。ただ、日々の疲れが抜けず、寝てもすっきりしない感覚が続いていた。

「仕事は嫌いじゃないんです。でも、最近は“休み方”がわからなくなってきてて」
出張先での調整、後輩のコードレビュー、取引先との仕様詰め──気がつけば、リモートワークのはずが外出続きになっていて、「集中力アップのために在宅に切り替えよう」と思っていたはずが、その切り替えの余裕すら失っていたのです。

そんなときに、ふと立ち寄ったカフェで、学生時代の友人と再会したのだといいます。
「どうしても、この人に会いたくなった」と。
それが、今回のエピソードの始まりでした。

「がんばる」以外の言葉を知らなかった

その友人は、大学時代からの数少ない“気を許せる相手”でした。
開発現場では徹底的に論理で詰めるYさんも、この人の前では妙に素直になる。職業も全然違って、今は心理学の研究職に就いているとか。

「会って最初に言われたんです。“疲れてそうだね”って。別に顔に出してたつもりはなかったんですけど」
いつものように、コーヒー片手に雑談を交わすつもりが、ぽつぽつと出張のこと、レビュー疲れ、年齢への焦り、自炊生活の不安定さ……いろいろなことが口をついて出てきたそうです。

「そしたら、彼女、こう言ったんですよ。“それでも、ちゃんと疲れていいんですよ”って」
──「それでも、ちゃんと疲れていい」

その言葉は、Yさんにとっては、意外なほど響いたと言います。
「疲れてるのは、何かが間違ってるからじゃない。役割が増えて、責任も増えて、きちんと向き合ってきた証だって言われて。……不思議と、少し気が楽になったんですよね」

もちろん、それで全てが解決したわけではありません。
でも、「疲れることに罪悪感を抱かなくていい」という言葉は、それまで“常に効率を求めてきた”Yさんにとって、ある種の許しになったのです。

見直すべきは“疲労”ではなく“リズム”だった

そのあと、Yさんは少しだけ生活のテンポを変えたそうです。
「週1回、仕事の後にあえて何もしない日をつくるようにしたんです」

これまでは「やれるうちにやっておこう」と、夜にGitHubを開いたり、自作アプリをアップデートしたりしていたそうですが、その手を止めて、スマートウォッチのストレッチ通知に従ってラジオ体操をするだけの夜をつくった。

食生活も、相変わらず乱れがちではあるけれど、冷凍弁当の宅配を試すようになったとのこと。
「自炊生活にこだわってたけど、作らなくてもいい日があるってだけで、精神的にラクになったんです」

Yさんは、職場では中堅ポジション。
若手に質問されれば丁寧に答え、仕様変更にも即座に対応する。そんな日々の積み重ねのなかで、「疲れてる自分を責める」ことが常態化していたのでしょう。

でも今は、「疲れたら立ち止まってもいい」と思えるようになった。
そのちょっとした“自分への扱い方の変化”が、結果的にYさんの生産性も上げたのです。

あのとき渡された“マグ”のこと

そんなYさんが最後に見せてくれたのが、友人からもらったひとつのアイテムでした。

温度を保てるステンレスのマグカップ──名前は「トラベルタンブラー」。
「このタンブラー、保温力がすごいんです。新幹線の中でも最後まで温かいままで」

彼女がくれた理由は「あなた、たぶんコーヒーを冷めるまで放っておくタイプでしょ」とのこと。
それがなぜか妙に図星で、「なんか、ちゃんと見ててくれてたんだなって思って」

それ以来、そのタンブラーはYさんの“外出セット”の定番に。
出張が多いYさんにとって、飲み物が冷めないことは、意外にも“自己肯定感”を高めてくれる体験だったそうです。
トラベルタンブラーを探す

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どこからでも、自然にすっと飲める心地よさ。

20品目以上の食材を手軽に——忙しい日の“ちゃんと食べた”を支える健康バランス弁当。

こぼれにくく、温度もキープ。仕事中も寝る前も“ちょうどいい”を保ってくれる相棒マグ。

言葉ひとつで、整いはじめる心

Yさんは今でも、「疲れちゃダメ」と思い込むことがあるそうです。
でも、そのたびにあの言葉を思い出すようにしているのだといいます。

「それでも、ちゃんと疲れていいんですよ」
「今の自分ができる範囲で、ちゃんとやってるなら、それでいいって。そう思えるだけで、ちゃんと眠れる日が増えた気がするんです」

Yさんのような独身で一人暮らしのビジネスパーソンにとって、日常の中に自分を整える“ひと工夫”を加えるのは、実はとても大切なことなのかもしれません。

がんばることも、立ち止まることも、どちらも自分を大切にする手段。
そのことに気づかせてくれた“ひと言”と“アイテム”の力を、静かに実感しています。

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豆知識|疲れを整える4つの習慣

1. 疲れを感じたら、まず「言語化」する

忙しいときこそ、自分が何に疲れているのかを言葉にしてみるのが有効です。「人間関係で消耗しているのか」「身体的な疲労なのか」を明確にすることで、対処法が見えてきます。

2. マグカップを保温タイプに変える

実は「飲み物がぬるくなるストレス」は、集中力に影響する小さなノイズ。保温マグは、そんな無意識の疲れを取り除く効果的なツールです。

3. 自炊を“選択制”にする

毎日作るのではなく、「今日は作る」「今日は作らない」を自由に決められるようにしておくと、精神的な余白が生まれます。冷凍弁当や宅配を上手に取り入れるのもコツです。

4. 「疲れてもいい」と許す日をつくる

スケジュールに“何もしない日”を意識的に入れるだけで、気持ちが整いやすくなります。疲れを悪者にせず、「今日は疲れて当然」と思えるようにするのが鍵です。