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ストレスに負けない働き方とは?キャリア女性がたどり着いた整え方

「ストレスとうまく付き合いたい」「ちゃんとやってるのに、疲れが抜けない」──そんな日々を感じていませんか?仕事や人間関係、責任感のなかで、心がすり減っていく。この記事では、30代キャリア女性が実践したが実践した“ストレスを乗りこなす整え習慣”をご紹介。セルフケアは、自分を甘やかすことではなく、“持続可能に働く”ための技術かもしれません。 English version | Why Japanese Working Women Embrace Stress

頼られる女性こそ、ストレスを抱えやすい理由

「Mさんって、いつも冷静ですよね」
後輩がそんなふうに声をかけてきたのは、チームでプレゼン資料の最終確認をしていた夜のことでした。
時計はすでに22時をまわっていて、オフィスには数人の残業組だけ。パソコンのブルーライトが、沈黙のなかに点々と光っていました。

そのとき、Mさんは小さく笑って「ありがとう」と返していましたが、その表情はどこか張りつめて見えたと、私は覚えています。
正確には、あの頃のMさんは“冷静で落ち着いている”というより、“止まってしまうのが怖い”という緊張感をまとっていたように感じました。

プレゼンの場数は十分、資料の精度も高く、社内の誰もが頼りにしていた。でも、その安定の裏に潜んでいたのは、「抜けたら終わる」「休むわけにはいかない」という、張りつめた一種の責任感。

「なんか最近、ずっと肩に誰か乗ってる感じがするんですよね」と、Mさんがぼそっと漏らしたのは、プレゼンが終わった翌週、ランチ帰りの公園ベンチでした。
春先の暖かい風が吹いていたけれど、彼女の肩は本当に重そうに見えました。
その日を境に、彼女の「ストレスとの付き合い方」は少しずつ変わっていったのです。

完璧主義の自分に気づいたとき、整えが始まる

Mさんは、いわゆる「キャリアウーマン」です。
大手企業の営業企画部門で10年以上、実績を積み重ねてきた人。プレゼンは筋がよく、顧客対応も的確。社内外から信頼される存在で、昨年からは若手の育成も担っています。
彼女がチームリーダーに任命されたとき、誰もが納得したように見えました。

でも本人は、うれしさと同時に「やりきれるのか」という不安も抱えていたそうです。
特に新卒の男性部下との関係性は、新鮮ながらも、彼女にとって新しい挑戦でした。
「やる気はあるし素直。でも、自分が期待した通りの成果を出せなかったとき、どう接すればいいか迷うんですよね」
そう話すMさんの表情は、責任感と自責のあいだで揺れているように見えました。

その後、部下とのやり取りが続く中で、Mさんはだんだんと自分の「完璧主義的ながんばり癖」に気づくようになったといいます。
「相手を育てるつもりが、いつの間にか自分の“理想の正解”に引っ張ってたなって」
だからこそ、ちょっとしたミスでも「自分がきちんと伝えなかったせいかも」と責任を背負い込み、気がつけば心がすり減っていた。
週末はぐったり。会食続きでジムにも行けず、食事もコンビニ中心。
肌荒れ、肩こり、慢性的な疲労感──
「これ、メンタルじゃなくて“生活の構造”そのものが詰んでるのかも」
そう思った瞬間、少し笑ってしまったと言っていました。
まさに、生活改善の必要性に気づいたタイミングだったのでしょう。

ストレスを“排除”しない働き方へ──乗りこなす整え習慣

そんなMさんがある日、ふと口にしたのが「ストレスって、“ない”方がいいわけじゃないですよね」という言葉でした。

「なくしたい、じゃなくて、上手に乗りこなすってことかも」と。
その発想の転換は、たまたま見かけたあるビジネス記事がきっかけだったそうです。
内容は「ストレスは過度に排除するより、自分に合った“処理のルーティン”を持つ方が長期的には効果的」というものでした。
Mさんは、そこにすごく納得したと言っていました。

「仕事って、どう頑張っても“ゼロストレス”にはできないですよね。だったら、“それとどう付き合うか”の技術を持ったほうがいいなって」
その言葉に、私は深くうなずきました。
それからの彼女は、あえて「休む」時間をスケジューリングしたり、短時間でも自然の多い場所に行ってみたりと、少しずつ“余白のある生活”を意識し始めたそうです。
そして、ひとつの習慣が彼女を大きく変えていきます。
それは「一度、立ち止まって書く」ことでした。
毎朝の数分を使って、自分の頭と心の中を棚卸しする──
言葉にするとシンプルですが、働き盛りのキャリア女性が、あえて立ち止まるのは、なかなか難しいことです。
だからこそ、その“手助け”になったアイテムの存在が、Mさんにとってはとても大きかったのだと思います。

5分で心を整える“書く習慣”のすすめ

彼女が紹介してくれたのは、「書くだけで自分の思考が整う」専用ノートでした。
いわゆる日記とは違い、項目があらかじめ設定されていて、1ページ5分で記入できる構成。
Mさんはそれを朝イチに開き、「今日の気分」「頭に浮かんでいること」「今日やらないこと」を、ざっと書き出しているそうです。
「びっくりするくらい、書いた後は気持ちがスッキリするんです」
特に“やらないこと”を明確にすることで、無意識に抱えていたプレッシャーから解放される感覚があったとか。
このルーティンができてから、Mさんは「あれもやらなきゃ、これもまだ」という焦りがかなり減ったと言っていました。
「書くことで、自分の心の中に“静かな声”があることに気づけた気がします」
このノート、私も真似して買ってみましたが、たしかに“自分と話す時間”を持てる感覚があります。
情報過多な現代において、こうした「自己との対話の習慣」は、最高の業務効率化アイテムかもしれません。
Mさんのように、日々の中で“自分を整える”感覚を持ちたい人には、ぜひ試してほしいアイテムです。
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豆知識:ストレスと付き合うセルフマネジメント術はこちら



1日5分、自分と向き合うだけで、思考が整い、未来が動き出す日記習慣。

英語日記で、ストレスに追われない“整う”習慣と英文法を一緒に。

首・目もとをじんわり温めて、ストレスを和らげる2WAY癒しピロー。

ストレスと共存する、自分らしいキャリアの築き方

Mさんは、今も忙しく働いています。
リーダーとしての責任は変わらないし、部下との関わりも日々あります。
でも、以前と違うのは「抱え込まない工夫」を覚えたこと。
「前は、“自分が止まったら回らない”って思ってた。でも今は、“止まることで見えるものもある”って思えるようになった」
そう話す彼女の表情は、かつてよりずっと柔らかく、どこか余裕を感じさせました。

もちろん、すべての悩みが解決したわけではない。
でも、「ストレスに負けない自分」を目指すのではなく、「ストレスと一緒に進む自分」でいい。
それは、キャリアを積み重ねてきたからこそ到達できた、自分なりの答えだったのでしょう。

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豆知識:ストレスと付き合うセルフマネジメント術

「書く習慣」は朝と夜、どちらが効果的?

朝は「思考の整理」、夜は「感情の整理」に向いています。ビジネスパーソンには、業務効率化を意識して朝のルーティンとして取り入れると効果的です。

短時間でも効く!マイクロ瞑想のすすめ

1〜2分でも目を閉じて呼吸に集中するだけで、交感神経が落ち着き、気持ちをリセットしやすくなります。忙しいキャリア女性にもぴったりの習慣です。

「やらないことリスト」を作る効用

ToDoを増やすのではなく、あえて「今日はこれをやらない」と決めることで、判断疲れやプレッシャーを軽減できます。自分の限界を知る第一歩に。

体調の変化に気づく「週1セルフチェック」

週末など時間のあるときに、肌・睡眠・食欲・気分などを5段階で評価する習慣を持つことで、早めの生活改善や受診につながります。

チームマネジメントに効く「感情のラベリング」

部下とのやりとりでモヤッとしたら、まずその感情に名前をつけてみましょう。「がっかり」「期待」「不安」など。自覚するだけで、対応力が上がります。